この記事はこんな方におすすめ
- 源氏物語を読んでみたい
- audibleの源氏物語の感想を知りたい
こんにちは、ゆーうつです!
2022年1月27日からaudibleが聴き放題になります。
オーディブル歴4年の僕がおすすめする、聴き放題のオーディブルだからこそできる読書体験をお伝えしていきます!
(オーディブルはもともと2018年8月まで聴き放題でした!)
今日は瀬戸内寂聴『源氏物語』です。
人生に一度は読みたい日本の文学最高峰『源氏物語』
『源氏物語』は読書好きの方なら人生で一度は読みたい本ではないでしょうか?
光源氏の恋物語として気になる方も多いはず。
源氏物語は世界最古の長編小説とも言われ20カ国以上で翻訳がおこなれています。
日本の王朝生活をいきいきと描いたその作風は今も多くの人に読みつがれています。
『源氏物語』の魅力はなにか?
源氏物語はいろいろな視点で楽しめる作品です。
主人公である光源氏の恋愛模様をスキャンダル的に楽しむ見方もできるし、平安王朝の日本の貴族がどのような生活をしていたかを知ることもできます。
僕は源氏物語とは光源氏一族のファミリーサーガだと感じました。
父の桐壷帝からはじまり、光の子供世代である夕霧や冷泉帝がどのような運命を生きたのか。
実は、源氏物語は全54帖で構成されていますが、光源氏が登場するのは40帖「幻」までです。
その後は光の子供世代の運命が描かれます。
『源氏物語』を読むと何がかわるのか?
この世界には、読むとその後の人生になにかしらの変化を呼び起こす作品があります。
三島由紀夫『豊饒の海』、トルストイ『アンナ・カレーニナ』、ドストエフスキー『罪と罰』…。
個人のそれまでの死生観や人生観に大きな影響をもたらす作品があります。
誰かに恋い焦がれる気持ち、人と人とが出会うことによって生まれる感情やトラブル、作中に溢れる気品。
源氏物語では、平安時代の王朝生活が活写されています。
とても長いこの長編を通して、平安時代の王朝生活の情景が心や記憶に堆積していくような気持ちになります。
それはきっと、その後の死生観や美観にも影響を及ぼすのでないかと感じています。
オーディブル版 瀬戸内寂聴『源氏物語』
オーディブルには2つの現代語訳の『源氏物語』があります。
与謝野晶子さんと瀬戸内寂聴さんです。
どちらも名訳として知られていますが、おすすめは瀬戸内寂聴さんです。
1998年に現代語訳を完結。気品あふれる文体で平安王朝を蘇らせて平成の源氏物語ブームの火付け役となりました。
平安朝は日本仏教の興隆期、源氏物語にも仏教性が色濃く反映されています。
尼僧として後半生をおくった瀬戸内寂聴さらしく、源氏物語に流れる宗教的な雰囲気も無理なく自然に描かれています。
瀬戸内寂聴さんの『源氏物語』がおすすめです。
オーディオブック『源氏物語』はキャストが豪華
瀬戸内寂聴さん『源氏物語』はオーディオドラマのキャストが大変豪華です。
光源氏が中村橋之助さん、末摘花に天海祐希さん、浮舟に寺島しのぶさんなど、豪華キャストが並びます。
音楽は雅楽奏者のツトム・ヤマシタさんがつとめ、作品の世界を音楽で彩ります。
特に源氏が雲隠する場面の演出は圧巻です!
ちなみにオーディオブック『源氏物語』はCDセットでの販売時、販売価格はCD113枚で34万円でした。
この超大作を月額1,500円で聴けるのは今の時代ならではですね…。
オーディブル『源氏物語』を聴くのにかかる時間
『源氏物語』は全113巻、100時間超えの超大作です。
audibleを毎日つかっている僕でも、一ヶ月あたりのリスニング時間は20時間〜25時間です。
途中で他の作品を聴いたり寄り道も発生することを考えると、半年以上はかかると見込んでおいてよいかと思います。
仮に一年以上かかっても、それだけの価値があります。
せっかくの源氏物語、ぜひ、自分のペースで楽しんでください。
源氏物語の第一巻はこちらです。
[1巻] 源氏物語 瀬戸内寂聴 訳 第一帖 桐壺 (其の一): 第一帖 桐壺 〈其の一〉: 第一帖 桐壺 〈其の一〉
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(2022年1月27日からが聴き放題です!)