CATEGORY

読書

  • 2021年7月10日

ポール・ボウルズ『雨は降るがままにせよ』感想とあらすじ|ニューヨークからタンジールへ

ポール・ボウルズの『雨は降るがままにせよ』はニューヨーク出身のネルソン・ダイアーが刺激を求めてモロッコのタンジールへとやってくるシーンから始まります。戦後まもないタンジールは、国際管理地域時代で、コスモポリタンの様相を見せています。

  • 2021年5月21日

カズオ・イシグロ『クララとお日さま』感想とあらすじ|AFがもつ胸いっぱいの愛情と孤独

カズオ・イシグロの最新作『クララとお日さま』はアンドロイドと少女の友情をテーマにした物語です。ノーベル文学賞受賞後初の作品ということもあり、10万部突破のベストセラーになっています。5,000字のレビューを書きました。Audible版の感想もあり。

  • 2021年2月21日

旅人と観光客の違いを考える。ポール・ボウルズ『シェルタリング・スカイ』

「旅人」と「観光客」、この二つの間には明確な違いあります。少なくとも、そう考える人が大勢います。しかし、それでいてその違いはいまだ解明されていません。今日は、ポール・ボウルズ『シェルタリング・スカイ』の言葉に注目し、「旅人」と「観光客」の違いについて考えてみたいと思います。