ブログの更新が滞っていましたが、また少しずつ書いていきたい。
今月、頚椎症になりました。
8月6日ころから首に違和感が生じ、午後の仕事中に急に激痛が襲ってきました。
生きているだけで激痛という感じ。
左肩から左腕にかけて急に骨折か肉離れがおきたかな?と思うほどの痛み。
指先は痺れるという有様。
病院にいったところ、首の頚椎の左4番めが狭くなっていて、それが神経を圧迫していて左肩から指先まで悪さをしているとか。
とりあえず耐えるしかないそうで、波がおさまれば落ち着くそう。
2週間分の痛み止めと湿布をもらい、それでも痛みが続くようだったらまた来てくださいとのことでした。
そこから激痛は一週間ほど続き、ややマシな痛みに変わって二週間ほどして、ようやく痛みがなくなりました。
頚椎の原因はなかなかはっきりしないようですね。
遺伝だったり先天的なものだったり、姿勢からくる後天的なものだったり。
どこにどのように影響がでるかも人それぞれみたいで、人間の身体の仕組みというか、神経てなんか凄いなと思ったり。
ちなみに本格的な治療となると首の牽引や、首をひらいての手術になるようです。
今は姿勢を正してすごしています。手術にならずに治るといいな。
さて、そんなんだったのでなかなか休みの日も活動ができず、横になって過ごすことが多かったです。
首が痛すぎて何もできないし、あんまり細かい情報とか耳にいれたくなくなってきたんですよね。
首が痛いのでヘロドトス『歴史』を読む
それで、なんとなく歴史の本でも読みたいなと思って、手にとったのがヘロドトスの『歴史』でした。
『歴史』は”歴史”という言葉の語源というか概念の元にもなっている歴史的な書物のようですね。
紀元前5世紀ころに活躍したヘロドトスがペルシア戦争について書き残したもの。
とても長い本で、日本だと岩波から上・中・下の3冊になって販売されています。
私はKindleで買いました。
で、まだ上巻の終盤なんですが、これがとても面白いんですね。
歴史は全9部で成っていて、上巻は最初の3部が収録されています。
ざっくりいうと5部以降でペルシア戦争について書かれていて、4部まではそこに至るまでのギリシャやペルシア、エジプトなどのオリエント地域の国の成り立ちや、習俗、歴史が書かれています。
リュディアという今のトルコにあった国の王であるクロイソスから始まり、アケネメス朝ペルシアのキュロス2世がリュディアを帰属させてオリエント地方を席巻していく様子や、北方の遊牧民族のマッサゲタイ族とその女王トミュリスと戦ってキュロスが破れたりと最初から盛りだくさんの内容。
トミュリスが息子の仇であるキュロス二世を討ち取ったときの名場面。
時間軸が壮大だから楽しい
ヘロドトスが生きた紀元前5世紀よりも前、紀元前7,6世紀頃の話から始まります。
今の私達からしたら2500年前のヘロドトスが、200年前の戦争の話とか語ったりするんですよね。
2022年に戊辰戦争について語ったりするような感覚でしょうか。
この時間軸の壮大な感じが心地よく、頚椎症に苦しみながらも話がすっと入ってくる感覚がありました。
まだ読み始めたばかりですが、紀元前5世紀ころというのは、神話の時代から、人の時代へと変化していったころかなと。
紀元前8世紀ころの人であるホメロスは、もっと神話的な雰囲気が文章にあるような気がするんですよね。
中国で言えば春秋戦国時代。
西と東で哲学者や賢人、都市が一気に勃興していく時代ですよね。
まだキリスト教も中華思想もうまれる前の時代ですね。
これまで紀元前の歴史はとっつきにくいイメージがあったのですが、今じゃ夢中です。
(ちなみにアマプラでキングダムも全部見ました!)
いかに大量の情報を摂取するかが大切か、みたいな時代になってきてますよね。
活字でも音声でも動画でも、SNSでもTVでもラジオでも新聞でも、ありとあらゆるところから情報がとっていかなきゃいけない。
そうするといかに効率よく生活を回していくかに陥りがちなんですが、『歴史』を読んでいると大局的な視点がもてるんですよね。
もっとゆっくり構えて生きていけるなと。
コロナ禍とか、仕事とか、情報をとることとかに疲れてきたら、こういう本を読むのもいいかもね!
ヘロドトス『歴史』と『キングダム』
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ねづ店長のワンポイントアドバイス
自分の身体の状態に合わせて読書をするのは大切なことだね。辛い時は無理せずのんびりいこう。