『深夜特急』が斎藤工の朗読でAudibleに 沢木耕太郎の不朽の名作をオーディブルで楽しむ

なんと、沢木耕太郎さんの『深夜特急』がAudibleになるようです…!

一気に通読した19歳のときだけでなく、香港やマレーシア、インドの旅先でも読んできた個人的バイブルの一つです。

これからは行きの飛行機の中や、長時間の列車移動の合間にもAudibleで深夜特急が読める(聴ける)ということ。

今日はAudible版の『深夜特急』についてまとめます。

『深夜特急』が斎藤工でAudibleに


3月27日に『深夜特急』Audible化の記者会見がおこなわれました。

朗読をつとめるのは数々のドラマや映画で俳優として活躍する斎藤工さん。

かねてより『深夜特急』をバイブルとしてあげており、作品の影響を受けて一人旅に出ていたことを公言されていました。

今回の記者会見でのインタビューが最高だったので、ぜひご一読を!
https://news.mynavi.jp/article/20230327-2636891/

本作はTBSラジオの新番組『朗読・斎藤工 深夜特急 オン・ザ・ロード』としてスタートするようです。

4月3日スタートで毎週月曜〜金曜 23:30〜23:55にかけて放送されます。

ラジオ放送と合わせてAudibleでもオーディオブックとして配信されるようです!

『深夜特急1 -香港・マカオ-』は2023年5月17日配信開始

旅のスタートである香港・マカオ編が5月17日から配信がスタートし、1ヶ月ごとに半年かけて全編が配信されるようです。

深夜特急1 ―香港・マカオ―
配信日:2023/05/17

深夜特急2―マレー半島・シンガポール―
配信日:2023/06/21

深夜特急3―インド・ネパール―
配信日:2023/07/19

深夜特急4―シルクロード―
配信日:2023/08/16

深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―
配信日: 2023/09/20

深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―
配信日: 2023/10/18

今の時代だからこそ読みたい深夜特急

2023年1月に2週間ほどインド旅行へ行ってきました。

旅中、インドの深夜列車の中でKindleで『深夜特急3―インド・ネパール―』を読み返しました。

『深夜特急』が出版されたのは1986年ですが、沢木氏が本書の元となった旅をしたのは1974年で半世紀近くが経過しました。

時代は変わり、Googleで必要な情報を検索し、常に日本ともSNSで繋がり、高速鉄道のチケットもスマホアプリで事前予約ができる…。

2週間の日程でもインドをスムーズに旅することができたのはスマートフォンのおかげですが、かつてあったような予測不可能な旅というのは時代とともに消滅しつつあるなと感じています。

旅の仕方が変わっても、今なお『深夜特急』を読んでもワクワクし、旅へと駆り立てられるのは、本書には旅の本質というもの、あるいはその国の根っこの情景が描かれているからなんだと思います。

2週間のインド旅では、深夜特急にも登場するコルカタ・ブッダガヤ・バラナシへ寄りました。

蠢く群衆、秩序のない交通、マハーボディ寺院の爽やかな朝、ガードでの祈り、全てを抱き込むガンジス川、諦めないキャッチ…。

その土地で引き継がれてきた生活様式と、それを目撃することで揺れ動く私たち旅人の心、『深夜特急』が時代を超えて旅人のバイブルであり続けるのは、旅をせずにはいられない青春の衝動が詰まっているからだなーと。

そして、コロナ禍が明け、ウクライナ戦争のさなか、私たちができる世界平和への貢献の一つは、知らない土地を旅することだと思うのです。

今このタイミングで『深夜特急』がAudible化されてまた新しく体験できるのが本当に楽しみです!

旅好きの斎藤工さんの朗読にも期待ですね。

『深夜特急』 ✕ Audible

もしまだオーディブルを体験したことがなければ、この機会の登録がおすすめです。

オーディブルはAmazonが月額1,500円で最大12万冊が聴き放題になります。

音声で読書?と思うかもしれませんが、人類の歴史上では物語は口伝で語られていた期間の方が長く、読書好きにこそ試して欲しいです。

1ヶ月は無料となるので、気に入らなければその前に解約すれば料金はかかりません。

Amazonアカウントがあればすぐに始められます。

このブログではAudibleで聴きたい本のおすすめを紹介しています。

\ audibleをはじめる /

ねづ店長のワンポイントアドバイス

香港からロンドンまでの大冒険。抑えきれない衝動で飛び出したくなることってあるよね。いつだって僕らをヒリヒリとした気持ちにさせてくれる永遠のバイブルだね。