こんにちは、管理人のゆーうつ(@NZMBooKs)です。
今日はコロナ後の海外旅行にオススメしたい国・モロッコの第2弾をお届けします。
ちなみに第一弾は出発から最初の街、シャウエンまで。
【モロッコ旅行記①】青の街シャフシャウエンを満喫〜出発から最初の街シャウエンまで〜
旅の概要
ファイブスタークラブのこちらのツアーで参加しました。
「絶景!!人気の青い街シャウエンにゆとりの2連泊☆神秘の砂漠に大感動!!ラクダに乗ってサハラ砂漠でキャンプ☆モロッコ大周遊&5大世界遺産の旅」
6泊9日のなかなかハードな旅でした。
機内泊
シャウエン泊
シャウエン泊
フェズ泊
サハラ砂漠泊
ワルザザード泊
マラケシュ泊
機内泊
今日は前回に引き続いて、シャウエンからフェズまでの様子をお届けします!
シャウエンを出発、ヴォルビリス遺跡へ
AM8:00、シャウエン旧市街のスーク門でドライバーと待ち合わせます。
ちなみに冬のモロッコの日の出は遅く、1月は現地時間で7:30頃のようです。なのでこの時間帯はまだ暗いです。
ちなみにホテルの朝食時間も8:00なので間に合いません。前日の内に早く出る旨を伝え、一部をランチボックスにしてくれるようにフロントの方に伝えました。ヨーグルトとフレッシュジュースだけホテルでいただき、パンは袋に入れてもらって車内で食べました。
モロッコ二日目の日程
シャフシャウエン→ヴォルビリス遺跡→メクネス→フェズ
この日の最終目的地は歴代の王朝が首都にしていたフェズです。
その途中、ローマ帝国時代の遺跡であるヴォルビリス遺跡と、17世紀の王都だったメクネスに立ち寄ります。
三カ所とも世界遺産に登録されています。
内陸に向かうにつれて景色も変化していきます。
そしてヴォルビリス遺跡に到着です。入り口で入場料を支払います。
ヴォルビリス遺跡は西暦40年頃からの歴史があるようです。ローマ帝国時代の西端の中心地として栄えたとか。
アラブ人の歴史が長いモロッコにあって、ローマ時代の遺跡が2,000年近くも残り続けているというのは不思議な感じがします。
モザイク画も綺麗に残っています。私は行ったことはないですが、ヨーロッパでローマ帝国時代の遺跡を見たことがある人なら、色々と受け取れるのかなと。
博物館も併設されていて、出土品が綺麗に展示されています。
弾丸ツアーのため、見学時間は40分ほどとかなり短く駆け足です。
古都メクネスへ
そこからまた車へ乗り込みメクネスへと移動します。メクネスは17世紀に栄えた王都です。
旧市街の中にあるマンスール門の前で降ろされるので、時間を決めてまたドライバーと待ち合わせます。
これまた弾丸ツアーのため時間は40分ほど、のんびりと観光する時間はありません。
ポイントとしてはマンスール門向かい側にあるエディム広場という市場にでるか、ララ・アウタ広場という古い城壁の残るエリアを散策するかだと思います。とにかく時間が短いので、気ままに散策をするか、あらかじめ狙いを絞っておく必要があります。
古い城壁と門が残ります。あっという間に時間に…。
マンスール門の近くの通りを撮影した動画です。モロッコの男性はカフェで過ごす文化があるようです。その他にもこの街のスピード感というか、のんびりした感じがあったので動画に残しました。
そしてまた車に乗り込み出発です。この日の昼食はツアーに入っていないため、そろそろお腹が減ってきます。
ツアーの期間中、二台の車で移動しているのですが、もう一台の車が遅れていたために時間調整をすることに。停車した場所で食べ物を売っていたので、ここでお昼を買ってみました。
羊肉?でしょうか。こういう剥き出しな食の光景を見ると外国に来た感じがしますね。
パンに挟んでくれました。本当はもっと大きいのですが、10ディルハム分だけ欲しいと頼んだら小さいのでだしてくれました。
その時の動画です。個人的にはこういう地元の人たちが通うような食堂が好きなので、こういうお店はテンション上がります。
腹ごしらえをして、この日の目的地であるフェズへ向かいます!
迷宮都市・フェズで迷う
そしてメクネスから一時間ほどでフェズに到着です。
ホテルはHotel Bathaという大きな中庭がついたホテルでした。世界遺産である旧市街地の中にあり、好立地です。
お部屋はこじんまりとしています。
そして、荷物を置いたら早速、旧市街の散策へと向かいます。最初はお土産物屋や地元の人用の生活雑貨が並ぶ大きな通りを歩いていきます。
一月のこの時期は観光客よりも地元の人の方が多い印象でした。
甘いパン菓子を途中で買って食べ歩きなどもしました。
フェズは世界一複雑な迷路の街とも呼ばれています。旧市街地の中でもフェズエルバリと呼ばれるエリアの起源は9世紀にまで遡り、千年もの歴史を刻む街です。
今でも人々が暮らす現役の街です。
こんな細い路地も。
歩いていると観光名所の染色工場まで案内しようという青年や、勝手に先導してチップを求めてくる少年たちなどから、ひっきりなしに声をかけられます。彼らがいい人たちなのかどうなのか、よく分からないですが、スルーするのもなかなか疲れます。中には数分間ついてきて、一方的に話しかけてくる青年もおり、これは今まで立ち寄った街では見られなかったことです。
さて迷宮都市フェズ、せっかくなので迷ってみようということで、どんどん路地に入っていきました。
数回曲がれば、もう元の通りへの出方は分からなくなります。
動画です。フェズの迷宮感が伝わるかと思います。
と、こんな感じで適当に歩いて迷っていると、革の染色工場に紛れ込みました。
フェズは中世から続く手仕事としてなめし革の染色を続けています。フェズの旧市街の中には「タンネリ・ショワラ」という革染色職人街があるようです。私たちが紛れ込んだのがどの辺りなのか、分からないですが工場にいた青年に声をかけると陽気に案内を始めてくれました。
工場の中を一周してくれました。
かなり近くから見せてくれます。
工場内を見学してもらった際の動画です。フェズの古い建物の中を歩けて、非常に良い経験となりました。
そして、実はこの時、この工場内の奥にある丘が気になっていたんですね。それで「あの丘はどうやって行くのか?」と尋ねると、建物の最上部から裏側へ抜ける扉まで案内してくれました。
職人の住居なのか、バラック小屋の建ち並ぶ一画の奥がその丘へと繋がっていました。その昔、フェズの旧市街は城壁が取り囲んでいたようです。奥に見える城壁などに、その時の名残りが感じられます。
丘をあがっていき振り返った時、思わず息を呑みました。フェズの街が刻む歴史の長さを感じたこと、その中で暮らす人々の生活や仕事を近くで見れたこと、その雑踏の中を抜けたこと、いくつもの偶然の重なりの中でこうして丘の上にでたこと、自分の普段の生活圏から遠く離れた場所にいること、色々な思いが重なり深く感動しました。
上手く言葉では言えないのですが、旅の一つの醍醐味を感じた瞬間でした。
とは言え、この後も大変でした。まず丘からどうやって出るのか分からない。
丘の端まで行き学校のグランドのような所へ出て、そうにか出口を見つけました。
しかし、やはり迷宮都市、その後の帰り道も分からず、ヤマカンで進んでいきます。
広場に出たところでお腹が減ってきたので夕飯にしました。
近くで見つけたモロッコ料理屋さんへ
いくつかのタジンも頼みました。
そして外に出るともう暗かったので、自力で帰るのを諦め、グーグルマップに頼りながらホテルへと向かいました。
ちなみにHotel Bathaにはバーがついていたので、そこでお酒が飲めました。水煙草もあり、かなりのんびりした時間を過ごすことができてオススメです。
まとめ
フェズの旧市街の散策は不安やトラブルもあるけど、なかなか経験できない体験や光景を目にすることができてオススメです。
またこうした弾丸ツアーでは、一つ一つの滞在時間がかなり短いです。とは言え、ドライバーに頼めば多少の時間配分はしてくれるので、こだわりがある場所や、時間をかけて見たい場所があるときは交渉すると良さそうです。
次回はサハラ砂漠の様子をお届けします!
モロッコ観光には地球の歩き方がオススメです。各街の情報が分かりやすくまとまっています。
フェズが舞台の小説です。アメリカ人作家、ポールボウルズの代表作。フランスからの独立戦争中のフェズが舞台です。「蜘蛛の家」とまさに、フェズの街を感じさるタイトルです。
ねづ店長のワンポイントアドバイス
フェズ生まれフェズ育ちの人のことをファシと呼んだりするくらい長い歴史の都市文化が根付いているよ。ぜひ、そうした文化も肌で感じて欲しいな。
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