サハラ砂漠でラクダに乗ってみた【モロッコ旅行記③】〜サハラの夕日、星空、朝日〜

こんにちは、管理人のゆーうつ(@NZMBooKs)です。

地中海とサハラ砂漠に挟まれた北アフリカの国。国境はイスラム教、人口は約3,600万人で民族構成はアラブ人とベルベル人が多くを占める。通貨はモロッコ・ディルハム(Dhs)、公用語はアラビア語・ベルベル語の他にフランス語など。

今日はコロナ後の海外旅行にオススメしたい国・モロッコの第3弾をお届けします。
ここまでのブログはこちから
【モロッコ旅行記①】青の街シャフシャウエンを満喫〜出発から最初の街シャウエンまで〜
【モロッコ旅行記②】迷宮都市フェズで迷ってみる〜ヴォルビリス遺跡とメクネス、フェズ〜

旅の概要

ファイブスタークラブのこちらのツアーで参加しました。
「絶景!!人気の青い街シャウエンにゆとりの2連泊☆神秘の砂漠に大感動!!ラクダに乗ってサハラ砂漠でキャンプ☆モロッコ大周遊&5大世界遺産の旅」
6泊9日のなかなかハードな旅でした。
機内泊
シャウエン泊
シャウエン泊
フェズ泊
サハラ砂漠泊
ワルザザード泊
マラケシュ泊
機内泊

今日は前回に引き続いて、フェズからサハラ砂漠までの様子をお届けします!

フェズを出発、サハラ砂漠へ

この日はフェズからサハラ砂漠まで7時間越えの車移動となります。休憩は昼食や小休憩のみ。イフレン、ミデルトという街を通過しながら、まずはサハラ砂漠最寄りの街となるエルフード を目指します。

フェズの街で宿泊したHotel Batha、まだ暗い内の朝食。パンとフルーツがメインでした。フランスパンが美味しかったです。

朝食後、ホテルの前で待ち合わせていたドライバーと合流します。

そして出発してしばらくたつと、なんと一面の雪景色に!一月といえどモロッコで雪が降るのはかなり珍しいらしく、カサブランカ出身のドライバーは大喜びでした(写真を撮ってくれとせがまれました)。

モロッコ国内にはアトラスと呼ばれる3,000m級の山脈がいくつも走っています。
そのためこのように気候や植生が大きく変わっていくようです。

雪が降るくらいなのでかなり寒いです。ダウンジャケットを持ってきていたので活躍しました。

途中、ガソリンスタンドが併設された建物で小休憩がありました。トイレ休憩のほか、ホットコーヒーなど買えました!

そして途中、ミデルトの街の中にあるリヤドで昼食です。モロッコ料理をいただきました。

ミデルト以降は景色が変わり、荒涼とした景色が続いていきます。

ここまでの様子を動画にしています。ぜひ、ご覧ください。

幻想的なオアシスで小休憩

そして車が停止し、ドライバーが「オアシス」と言って降りるように促します。降りてみるとナツメヤシ?の木が生い茂る一帯が。

荒涼とした土地に水と緑の溢れる空間が現れました。

水が湧き出ていました。口に含めましたが、滑らかな硬水といった感じでした!

オアシスの動画です。連日の長時間移動で疲れていましたが、オアシスと呼ばれる場所が本当に存在しているということ、そして今でも行き交う人たちの休息の場所となっていることに感動しました。なにより夢現つのような美しさがありました。

そしてまた出発すると、また景色が変わります。

谷間にこうした小さな集落のような建物の集まりがあります。ナツメヤシが生えているので、水のあるところに人が集まっているのでしょうか。

少し大きめの集落も。粘土状?の建築物も見えました。

気候が変わると建築や建物の雰囲気も変わってくるので、意外と長距離移動も飽きずに楽しめます。

そうこうする内にエルフード街に到着です。エルフードはサハラ砂漠へアクセスする際の拠点の街となります。

ここで車を乗り換えました。今回のツアー中ずっと同行しているドライバーは一旦ここで、お別れし、また明日の早朝の待ち合わせとなります。

ここからはサハラ生まれのベルベル人の青年の車に乗り換えました。

サハラ砂漠でラクダに乗る

車を乗り換えてサハラ砂漠の砂丘を目指します。

メルズーガ砂丘というサラサラの砂が果てしなく続くエリアに向かうまでの様子です。荒涼とした大地を地平線を見ながら車で飛ばす気持ち良さ、やがて砂丘が見えてきたときの感動は言葉にできません。

砂丘の入り口ではラクダが待っています。ここで車からラクダへと乗り換えます。

それぞれ表情が違ってラクダ可愛いです。

一人ずつラクダに乗っていきます。ベルベル人の青年を先頭に、ラクダが連なって砂漠を歩いていきます。

そして砂漠へ…。

砂漠へ…。

砂漠で…。

そして小高い砂丘の前でラクダを降り、砂丘をあがります。

砂に足をとられながら、駆け上がっていきます。

絶景です。言葉にできない感動があります。

絵画の中にいるような、というか本当に夢の中かのような日現実感です。/

夕日です。

ガイドの青年のホスピタリティーが強く、写真映えするように工夫してくれています。
おかげで楽しい時間を過ごすことができました。

動画です。サハラ砂漠の砂のサラサラ感と、夕日の動画です。

ガイドの青年が突然、砂漠の上で行商を始めました!
彼や彼の家族の手作りだという置物や、サハラ砂漠の砂を詰めるための瓶などの販売を始めます!

私は写真にも写っているラクダの置物を買いました。

お留守番中のラクダ、可愛いです。

そしてまたラクダに乗って、この日の宿泊施設へと向かいます。

グランピングと砂漠の星空

グランピングです!各テントが宿泊施設になっており、中央では焚き火を囲んでのんびりできるようになっています。

最高の世界観です。

各テントには絨毯が敷かれ、中にはベッドがあります(写真撮り忘れました)。こじんまりとしていますが、砂漠とは思えない快適ぶりでした。Wi-fiも飛んでいます!部屋のグレードによってはエアコン付きの部屋もあるようです。
トイレとシャワーのテントもあり、共同利用ができます。

世界中から観光客が来るようで、想像以上に現代的というか快適な時間を過ごせました。コロナ禍前がいかに観光の時代だったのだと、今振り返ってつくづく思いますね…。

一番大きいテントで夕食です。タジンなどのモロッコ料理でしたが、夕食の写真を撮り忘れたので、最後のフルーツの写真を。

その後にはキャンプのスタッフで音楽を演奏してくれました。

北アフリカの先住民族、ベルベル人の伝統的音楽。サハラに来たという気持ちがたかぶります。

食事の後は焚き火を囲んだり…

星空を見に行ったりしました。

夜のサハラ、キャンプの明かりが届く範囲を離れると、星明かりだけになります。
砂の上に寝転んで星空を眺めました。全ての音が砂に消えていくような静けさがありました。

そしてシャワーを浴びて翌早朝、各々で日の出を見に砂漠へでます。

砂漠で黄金色の日の出をみる

徐々にあがってきます。

太陽があがると砂漠の陰影も強まってきます。

朝、砂漠を散歩したときの動画です。徐々に太陽が昇っていき、平坦な砂の世界に強い陰影が浮き出てきます。
陽の光が金色に輝き、気温もグングンと上昇していき、まさに地球を感じられる時間でした。

その後は朝食を食べて、またラクダに乗ってメルズーガへと戻り、そこから車でエルフードへと行きました。
エルフード でツアー同行のドライバーと再び合流し、この日の宿であるワルザザードへと出発します。

以上でサハラ砂漠編は終了です。次回はワルザザードとマラケシュの街の様子をお届けします!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

サハラ砂漠はモロッコ旅行のハイライトの一つでした。
夕日、星空、朝日、どれをとっても圧倒的で感動しました。コロナ後の旅行に是非オススメです!

最後に、サハラ砂漠が舞台の読み物を紹介します。

ポールボウルズの名作小説。サハラ砂漠を求めてやってきたアメリカ人三人の話です。サハラ砂漠を文学的に映画いた傑作です。

サハラ砂漠の魅力を伝える青春の一冊。半世紀前にサハラ砂漠の単独横断に挑んだ日本人青年の記録を辿ります。サハラの底知れない魅力と怖さの両方が伝わります。

ねづ店長のワンポイントアドバイス

モロッコを含む北アフリカにはベルベル人と総称される先住民族が暮らしているよ。サハラ砂漠にもベルベル系の遊牧民が暮らしていて、彼らの生活や文化を感じるのも旅の醍醐味だね。

【更新】
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