マラケシュでジャマ・エル・フナ広場を歩いてみた【モロッコ旅行記④】〜ワルザザード、アトラス、マラケシュ〜

こんにちは、管理人のゆーうつ(@NZMBooKs)です。

地中海とサハラ砂漠に挟まれた北アフリカの国。国境はイスラム教、人口は約3,600万人で民族構成はアラブ人とベルベル人が多くを占める。通貨はモロッコ・ディルハム(Dhs)、公用語はアラビア語・ベルベル語の他にフランス語など。

今日はコロナ後の海外旅行にオススメしたい国・モロッコの第4弾をお届けします。

旅の概要

ファイブスタークラブのこちらのツアーで参加しました。
「絶景!!人気の青い街シャウエンにゆとりの2連泊☆神秘の砂漠に大感動!!ラクダに乗ってサハラ砂漠でキャンプ☆モロッコ大周遊&5大世界遺産の旅」
6泊9日のなかなかハードな旅でした。
機内泊
シャウエン泊
シャウエン泊
フェズ泊
サハラ砂漠泊
ワルザザード泊
マラケシュ泊
機内泊

今日は前回に引き続いて、サハラ砂漠からワルザザード、マラケシュ泊の様子をお届けします!

サハラ砂漠を出発、ワルザザードへ

サハラ砂漠を出発した後は、ワルザザードへと向かいます。

ここまで来るとツアーも後半、残り二泊となりました。サハラ砂漠という一つのハイライトも終わり、寂しさもあります。

ドライバーとももう五日目、だんだんと気のおけない関係になってきます。

さて、初日の24時間に及ぶ飛行機移動や、連日の車での長時間移動もあって、正直この頃にはかなり疲れが溜まってきました。
この日の日程はサハラ砂漠を出た後は、トドラ渓谷を経由して宿泊先のワルザザードへと向かう予定だったのですが、、、。

この日は朝、昼、夜と全て食事付きの日でした。

サハラ砂漠を出てしばらくしたところで、モロッコ料理のレストランで食事をしました。

そして途中、ドライバーが景色のいい所と言って、高台で車を停めました。

丘と同色してますが、木々の向こう側に…。

とても古い粘土状の建物群がありました。こういうのもカスバと呼ぶのでしょうか?

ドライバーが言うにはまだ現役の建築物らしく、まだ少数の人が暮らしているとか。

そうこうしている内に次に連れて行かれたのは、こちらのお店。

モロッコはローズオイルが有名なのですが、そちらの取扱店。日本語で「エッセンスバラ」と書かれています。
ここまではツアーといえどもお土産屋に連れていかれることもなかったのですが、ここからは幾つか続きます。

明るい時間にワルザザードに到着したのですが、その前に「モロッコ民芸のミュージアムがある」と言われて立ち寄ったのがこちら。
蓋を開けたらお土産屋産でした!確かにモロッコの民芸に関するものがたくさんありましたが、価格はそれなりでした。

ちなみに無理やりに物を売られることはなく、適当に冷やかして出て行っても全然平気でした。時間ももったいないので、必要なければはっきりと断って大丈夫です。

ワルザザード到着

そうこうしている内にワルザザードへ到着です。あれトドラ渓谷は?という感じだったのですが、この時には疲れもあって、あまり深く疑問に感じませんでした(今思えば立ち寄りたかったですが)。

この日はHotel La Valleeというホテルの真ん中にプールのある宿でした!
荷物を置いて早々に、街歩きに出発しました。

ワルザザードは1920年代、フランス統治時代にフランス軍がサハラの防衛戦のためにできた街です。
そのため、随所にフランス統治時代を感じる雰囲気が残っています。

綺麗な広場。

小物屋でお土産など購入しました。

これは「ファティマの手」と呼ばれるお守りです。

魔除けのような効果があるようですね。モロッコでは玄関口などに大きなファティマを置いているとのこと、玄関先に描けるように購入しました。色々なデザインがあります。

あっという間に日が暮れます。

ワルザザードはサハラ砂漠での映画撮影時の拠点にもなっているようで、街自体も映画のロケ地としてハリウッドではよく知られているようです。そのため、見学できる映画スタジオもあるとか。日中など早い時間に来れば、そうした場所もいいかもですね。

ちなみに暗くなったので帰りはホテルまでタクシーで帰りました。
モロッコには長距離用のタクシーと、市内向けの近距離用のタクシーが分かれているようなんですね。

そんなこととは分からず、呼び止めたタクシーが長距離用のグランタクシーと呼ばれる車でした。
ホテルの名前を言ったら降りるように伝えられたのですが、意味が分からず聞き返すとこれはグランタクシーなのだと説明されました。長距離専用のタクシーと市内向けが分かれているというのも、初めての経験で理解するのに時間がかかり、やがてドライバーは起こりだす始末。。。とはいえ、近距離用のタクシー乗り場も分からないので、色々と尋ねていると近距離用のタクシープールに連れてってもらうなど、ちょっとしたトラブルもありつつ、どうにかホテルへ戻りました。

夕食はホテルで頂きました。

街中の酒屋でビールやメクネスワインを購入していたので、そちらも一緒に。(酒屋は地球の歩き方に掲載されていました。)
メクネスワイン、フルーティーであっさりしていて、かなりおいしかったです!価格のお手頃でした。

この日はこれで終わり、移動がメインの日でした。そして、とうとうモロッコの滞在も後二日となります。

アトラス越えへ

この日の最終目的地はマラケシュです。

その前に世界遺産であるアイトベンハドゥというカスバに立ち寄りました。ベルベル人が築いた美しい集落です。

現在も人が暮らすカスバのようなのですが、観光地かしてから住民との軋轢があるらしく、現在ではカスバ内は見学ができないと聞きました。実際に、カスバの入口には石が積まれていました…。

ただインターネットで検索すると見学できるツアーもある?ようなので、この辺りは事前にきちんと確認
した方が良さそうです。外から見ただけでも美しさが伝わります。

L’Arc〜en〜Cielの「風の行方」のPVロケ地がアイトベンハドゥとワルザザードとなっているようです。雰囲気が伝わるので、ぜひ、見てみてください。

そしてこの日はアトラス山脈越えです。写真のような峠が続きます。

乗用車だとそこまで揺れは感じませんでしたが、大型バスでのツアーだとキツそうでした。車酔いする方は酔い止めのご用意を!

途中、昼食で休憩に立ち寄りました。そこでアルガンオイルのお土産屋さんも併設されています。

モロッコ特産のアルガンオイルですが、質の違いもあれば、一部には外国産も紛れているようです。どこで買うと信頼できるのか、なかなか分からなくなりますね…。

モロッコはイスラムの国で、犬はほとんど見かけません。イスラム教では犬は不浄のものとして忌み嫌われているようです。モロッコで見かけた犬はどれも動画のように元気がありませんでした。

国が違うと本当に色々な文化が異なりますね。

マラケシュで最後の夜を楽しむ

そして最後の目的地で宿泊地のマラケシュに到着です!

ツアーに同行してくれていたドライバーとはここでお別れです。ドライバーには最終日にまとめてチップを支払います。
とはいえ、チップの相場がよく分かりません。Webで調べて限りだと一日100Dhsくらいが相場との情報も。
私たちは三人で乗車していたので、一人300Dhsで合計900Dhsにしました。少なすぎても多すぎても良くないので、これは悩みどころですね。

宿泊先はHotel Islaneというホテルでした。無形文化遺産に登録されているジャマ・エル・フナ広場は徒歩数分の距離と好立地でした。

しばらくは散策をしました。モダンな通り。

散策後、マラケシュ博物館(Musee de Marrakech)に行きました。

マラケシュはモロッコの中でも文化都市として知られていて、特にアフリカ美術の中心地としても知られています。

マラケシュ博物館は、元は宮殿として建築されたようです。美しい幾何学模様のパティオもあり、モロッコの美しい建築物を身近で見学できます。スペイン系の女性でしょうか、柱にもたれて佇む姿が印象的でした。

この期間、モロッコの現代作家の展示が行われていました。

あまり日本では見かけないタッチです。ただ、今回のツアーでモロッコを半周した後だと、(なんとなくですが)街や国や世界に溢れているエネルギーが伝わるものがあるような気がしました。

続いては写真美術館(Maison de la Photographie)に行きました。

19世紀から〜20世紀にかけてのモロッコの写真を展示しています。

元はリヤドだったようで、建築自体もとてもお洒落です。

かつてのモロッコの人たちの文化や風俗が記録されています。

展示も工夫されています。

写真家に分けての紹介もあるので、後から気になった写真家を調べることもできます。

マラケシュの旧市街を歩いた時の動画です。マラケシュは通りによって雰囲気が異なっていたので、参考までに。フェズよりは歩きやすい印象です。

そしてモロッコ最後の夜はモロッコ料理のレストランで。またワインを頂きました。

そして夜のジャマエルフナ広場へとやってきました。

凄い熱気です。マラケシュの旧市街自体が世界遺産ですが、フナ広場は別に無形文化遺産に登録れています。広場としての歴史が11世紀からあるとか。
特別に何をしているというわけでもないのですが何かをしているというか、人が集まるということは、ただそれだけでエネルギーが生まれるのだということを感じさせてくれます。

夜のフナ広場の動画です。ただの広場でお喋りを楽しんだり、大道芸を囲む様子が分かるかと思います。

新市街の方も散策しましたが、自転車のシェアサービスがあったり、ウーバーイーツのような食事の宅配の方がいました。

他の街では見かけませんでした。マラケシュは都市なのだなぁと感じます。

と、こんな感じで最後の夜は更けて行きました!

ということで、これにて帰国です!翌朝はホテルからマラケシュ・メナラ空港まで送迎がありました。

帰りの便もカタール航空で、これまた20時間越えのフライトでした。モロッコ国内の移動時間も長かったですが、とても良い時間を過ごすことができました。

次回、最後に今回の旅行の総集編をまとめたいと思います!

まとめ

マラケシュは文化都市という感じで、とても長い歴史を持ちながら、モロッコの「今」も同時に感じられる街でした。美術館や博物館も充実してますし、フナ広場にはアフリカや地中海沿岸の人たちが集まっている印象でした。ハマムなんかにも言って、もっと土地を感じたかったです。次回は一週間くらい滞在したいですね。

モロッコ観光には地球の歩き方がオススメです。各街の情報が分かりやすくまとまっています。

マラケシュでは地球の歩き方参考になりました!

ねづ店長のワンポイントアドバイス

マラケシュはたくさんの人種や民族が交差する都市だね。街から発するエネルギーと合わせて、北アフリカやモロッコが持つ魅力を、より深く感じられたんじゃないかな。

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