こんにちは、管理人のゆーうつ(@NZMBooKs)です。
2019年12月の中国旅行の様子をまとめています。
今回は第二弾ということで、仏山市順徳です。
コロナ前の旅行の様子の振り返り用としてですが、コロナ後に中国旅行を検討している人の参考になればなによりです!
旅の概要
中国旅行には五泊の日程で行ってきました。
目的は広州経由で順徳で暮らす叔父に会うことと、桂林で漓江くだりをすることでした。
今回は全て個人手配で行ってきました!
12/9;広州
12/10;順徳
12/11;順徳
12/12;桂林
12/13;広州
今日は二日目の順徳の様子をお送りします!
今回の順徳行きの最大の目的は順徳に単身赴任している叔父と会うことです。
中国の旅の記録〜仏山市順徳
順徳バスターミナル到着〜ホテルへ〜
前回の記事の最後に広州の天河客運駅からの続きです。1時間30分ほどで順徳バスターミナルへ到着しました。
高層マンションが建ち並んでいます。
ここでローカルバスへ乗り込んでホテルを目指します。
ホテルは観光名所である清暉園の近くです。なので、まずは清暉園を目指します。
さて、初めてのローカルバス、アリペイで支払いができると思って乗り込んだのですが、なんと使えないという事態(専用のバス用のキャッシュレスアプリがあるようで、ウィチャットペイとそれしか使えないようです)。なので現金で支払うと思ったのですが、一番小さいお金が50元紙幣しかないという始末。しかし、支払いは9元。もったいないですが、50元で支払おうとしていたら、ドライバーはお釣りがないから受け取れないという事態に!他に手段がないので泣く泣く50元を支払おうとすると、それを見ていた地元の方が代わりに9元を払っていただけることに…。
ホテルまでは5分程度歩きます。中国旅行中は百度地図を使用していました。かなり便利で中国旅行の必需品アプリですね。
清暉園の横の通りを抜けていきます。
こちらが順徳で二泊滞在するジンジャンインスタイルホテル。街の商店街のような通りの中心部に位置していました。
朝食がついて二泊で5,734円でした。コスパ抜群です。
このホテルのロビーで叔父と再会しました!
夜の順徳〜名物のミルクプリンを楽しむ〜
ここからは叔父の案内で順徳を歩きます。ホテルの前にある商店街のような通りを歩きます。一見、ヨーロッパ風の重厚な歴史ありそうな構えの通りなのですが、割と歴史の浅い通りの様です。私の感覚としてはお台場や舞浜のイクスピアリと日本の商店街を足して割った様なイメージの通りです。
夕食は中華料理のレストランです。
広東料理というわけではなく、四川料理や北京料理など中国全土の料理がバランスよく食べられる地元の方向けのレストランという感じ。どれもとても美味しいですが、全体的にボリューム多目ですね。中国は本当に食事が美味しいのが魅力だなと思います。
その後は順徳料理のスイーツであるミルクプリン(双皮奶)を食べにきました!水牛の乳を使用したプリンで、その中の有名店の本店とのこと(店舗名は忘れました、、)
これ、温かいプリンなんです(冷たいのもあり)。水牛の乳ということで口当たりも違います。
これまた食べたいな…て今でもたまに思い出します。
タピオカドリンクも頼みました!実は日本でタピオカ頼んだことなかったんですが、黒糖入りで甘さ控えめで比較的すっきり飲めて美味しかったです!
食事の後は足つぼマッサージにやってきました。内装が豪華なクラブのフロントという感じで、思っていたイメージと大きく違って驚きがありました。
先に足を洗います。
大きめのソファーが二台並んだ部屋で横になりながらのマッサージです。叔父の足なのですが、足つぼだけでなく、角質とりもお願いしていたのですが、ヘッドライトをつけて職人!という雰囲気の方が来てくれてました。
と、こんな感じで順徳最初の夜は過ぎていきました。ホテル前の通りは遅い時間も煌々としていました。
朝の順徳〜街の食堂で朝食〜
そして翌朝も叔父と合流して一緒に朝食へ向かいました。
順徳の少し古い街並みを歩きます。
順徳の古い街並みと高層マンションが並ぶ写真。
朝食は街の食堂に。
メニュー表です。
ワンタンスープにしました。
こうして地元の人たと並んで食事をしていると、ほっとするというか、ある種の旅の醍醐味を感じます。
街のお茶屋さんでお茶を買う
お土産にお茶を買いたく、お茶屋さんに来ました。お茶屋さんの壁。器?と思ったら、これ、全て古いお茶のようです。古ければ古いほど価値が高まるお茶があるとのこと。
お茶を入れてくれながら試させてくれます。
見てると本格的な茶器セットが欲しくなります。
プーアール茶。
最高の香りです。
途中で近所の人たちが集まってきました。
お茶を当たり前に飲む文化を感じます。
買ったお茶は真空パックしてくれます。
買ったお茶です。
順徳の市場を歩く
その後は街中の市場へ行ってきました。
野菜ですね。
アジア圏では、こうした剥き出しの市場がよく見られますが、中国では年々減ってきているとのこと。
卵?
旅行先のローカルな市場を歩くとその土地が少し見えてくる気がして、好きですね。
中国十大庭園・清暉園(せいきえん)へ
そして順徳の中心部には清暉園(せいきえん)とうい庭園があります。
明時代末に起源があるそうですが、現在残る建築物は清時代の1800年前後に建てられたようです。
龍氏という清時代の進士に代々受け継がれてきたようで、嶺南建築様式、江南庭園様式という当時の様式美を現代に伝えています。
とにかく広大で美しい庭園でした。
せっかくなので後日、別の記事に分けて紹介したいと思います。
更新しました!(2020/12/1)
→中国十大庭園・清暉園(せいきえん)を行く【中国一人旅・番外編】
ショッピングモールでカエル料理を楽しむ
その後は市街地にあるショッピングセンターを覗いてみました。
テナントも少なく閑散としていました。後で分かることですが、市街地から郊外へタワーマンションや巨大ショッピングモールが拡張していて、中心部のショッピングセンターなんかは寂れてきているのかなと感じました。
New World Shunde Hotelという清暉園向かいのホテルでトイレを借りました。綺麗なロビーです!
ホテルの隣にはスターバックスコーヒーが。世界中で安定の空間と味を提供してくれます。
そしてローカル線に乗ってバス移動。
少し中心部を外れたショッピングモールへときました。
顺德大融城?というショッピングモールです。順徳には幾つかモールがあるようで、日本のイオンモールも進出しているようです。
周辺にはタワーマンションが建っています。
中の雰囲気は日本のショッピングモールとあんまり変わらない雰囲気でした。
ここはHUAWEIのショップ。一番賑やかな感じでしたね。
こちらはOPPO。日本でも格安スマホとして2019年頃から浸透してきてましたね。
こちらはVIVO。中国のスマホ2019年時点で5Gスマホ売ってました。
昼食にと向かったのはこちらのお店。まるで音楽が爆音で流れてそうなナイトクラブの雰囲気ですが…。
そう、ここはなんとカエル料理の専門店なんです。照明もデザインもかなりポップな雰囲気です。
カエル鍋を注文しました。昼から青島ビールで乾杯しました。
カエルの足!
なんでも中国ではヘルシーブームとのことで、今はカエルブームとのこと(少し前はザリガニブームだったそう)。10年前くらいにマレーシアでカエルを食べたことがあり、美味しかった記憶がありましたが、こちらの鍋も美味しかったです!
153店舗も営業しているとのこと。
WALAIDA(蛙来哒)というお店です。
そしてモール内にあるスーパーマーケットへ行ってみました。
漢方売り場です。
自宅で漢方を作るのは割と普通な文化だとか。
お肉の売り方にも国の雰囲気感じられますよね。
スーパーマーケット内なのに海鮮は生簀?で!
豪快です。
そしてなんと!カエルも売ってて笑っちゃいました。
モール内には日本のメーカーと雰囲気というかデザインが似た店舗もちょこちょこあります。
駐車場も広大で、車でやってきて1日を過ごす感じは日本と同じですね。
巨大な公園・順峰山公園へ
その後は裏手にある順峰山公園へやってきました。
2004年にできたという比較的新しい公園なのですが、この公園、とにかく巨大なんです。
まず入り口のこちらの門、なんと88mの高さがあります。近くに行くと遠近感がおかしくなります。
巨大な池もあります。公園内は派手な感じではなく、市民の憩いの場という趣です(とにかく広いですが)。
順峰山公園に関しても別に記事を分けてお伝えいしいと思います。
更新しました!
→超巨大公園・順峰山公園を行く【中国一人旅・番外編】
そして桂林へ
そしてまたローカルバスでホテル付近まで戻ります。
夕食は韓国風の焼肉にしました。
中国で韓国式焼肉を日本人の叔父と食べるのも不思議な感じです。
味はイマイチでした。日本で食べる方が美味しいですね。
食事の後も牛乳プリンのお店に来ました!店内やメニューも似てましたが、別のお店?とのこと。
マンゴー入りです。
こうして順徳の二日目の夜も更けていきました。
翌朝、この日は高速鉄道で桂林まで移動する日です。まず順徳駅から広珠都市間鉄道(广珠城际铁路)で南広州駅まで行って、南広州で乗り換えて桂林まで行くというもの。
順徳駅までは清暉園側からタクシーに乗車して移動しました。
まずは広州南駅を目指します。高速鉄道なら15分程度です。
高速鉄道の待合室の雰囲気です。
まとめ
以上、広東省仏山市にある順徳の様子でした。観光地ではありませんが、非常に印象的な街でした。
中国の総人口が約14億人、広東省の人口が約1億1千万人、省都である広州市の人口は約1千百万人、広州の隣の仏山市の人口は約600万人、仏山市の市轄区である順徳の人口が約116万人。
本当に中国というのは巨大な(人口の多い)国なのだと感じます。
さて、順徳の経済的な発展には幾つかの要素があるようです。
まず大きく見ると広州・香港・深センの三つの街が近い距離にあることが影響しているようです。
歴史的に見ると、鎖国政策をとっていた清代には広州が欧州との唯一の公式な貿易港として栄え、近年では香港が特別行政区として華南エリアの経済を牽引してきました。1970年代には深センが経済特区となり、香港に隣接する地理的優位からその後、著しい発展を見せました。
周辺の深センに近い東莞市や恵州市も世界の工場として経済発展をみます。
順徳を含む仏山市にも日系企業を含む多くの企業が進出、郷鎮企業から順徳発の家電メーカーが誕生、中国経済躍進の一翼を担うまでになったようです。
郷鎮企業というのを初めて知ったのですが、中国の現代史を知る上では中々面白そうなワードです。
今回は叔父の縁があり立ち寄りましたが、観光地とは異なり、今の中国の生活面を感じられる街でした。
逆に新しい発見があって、これもまた旅の醍醐味だなと感じます。
順徳料理を気軽に食べられるお店がなかったのが残念ですね(スイーツはありますが)。
次回は広州から高速鉄道を利用して桂林まで行った時の様子をお届けします!
今回の中国旅は地球の歩き方を参考にしています。広州や桂林の中国南部の情報がまとまった一冊です。
ねづ店長のワンポイントアドバイス
順徳はある意味で中国の「今」を感じられる街かもしれないね。日本では中国のIT化が話題になりがちだけど、大規模な経済発展の背景には高速鉄道網や高速道路網が開発されていることにあるよ。順徳のような市轄区を歩くことで、そうしたことを肌身で感じられるんじゃないかな。
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